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2008年 12月 04日
建築や家具デザインで有名な、チャールズ&レイ・イームズが
監修したフィルム「Powers of Ten」。 この場合の「Powers」は「力」という意味ではなく冪乗(累乗?)、 つまり「10の冪乗」となります。 理工系を進まれた方はご覧になったことがあるかもしれませんね。 公園の芝の上に横たわる男性。そこで映し出された1m四方を起点として カメラは10秒で10倍ずつ遠ざかっていきます。 やがて地球を離れ太陽系、天の川銀河、そして「10の24乗」である 遙か1億光年の彼方へ。 ここからカメラは5倍の速度で逆戻り。再び男性のもとにたどり着くと 今度は手の中へ1/10倍で突き進み、細胞、DNA、炭素原子、原子核、 最後は10の-16乗0.000001Å(オングストローム)の素粒子の世界へ。 ナレーションをしているのは物理学者のフィリップ・モリソン。 あのマンハッタン計画に従事し、原爆の組み立てにも携わった人です。 科学をわかりやすく伝えるためにイームズと共に制作したこのフィルム、 広大な宇宙における人間の立ち位置と、内に秘めたる無数のエネルギーを 認識させられる興味深い作品です。 ということで(?)、いきなり唐突ではございますが 環境も変化し、私も自分自身の立ち位置をもう少し再考すべく 少しの間更新をお休みさせていただこうと思います。 再開するその日まで m(_ _)m
by kustch
| 2008-12-04 23:27
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