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2006年 07月 26日
F1のBMWザウバーが先日のフランスGPにて使用した、フロントノーズの
垂直ウイングですが、今日FIAから「視界を妨げる恐れがある」とのことで 禁止の通達が出たそうです。 某F1番組に出演したフランク・ウイリアムズが、 「規制があるからこそ、その隙間を付く新しい技術が生まれる」と 言ってました。 何か革新的なモノが出ては摘み取られの繰り返しですが、 自分の記憶の中で一番印象にある「消えていった技術」は やっぱりブラバムのファンカーですかね。 クランクシャフトから延長された軸にそのまま直結した プロペラを回して車体の下の空気を強制的に抜くという 何とも大胆な発想。 案の定、直ぐさま禁止になりましたけど、結構好きです、こういうの。 ちょうどこのころレースものアニメもいろいろ登場(富士の日本GP効果?)。 ジェットエンジンを最大5機積んだ「マシンハヤブサ」。 チキチキマシン猛レースの日本版みたいなものでしたが このV5エンジンのハヤブサのプラモ持ってました。 ミニカーでは「マシンガンテツ」も持ってたなあ・・・ あと、タイレル(ティレル)のお株を奪う8輪タイヤの「グランプリの鷹」も ありましたね。T1、T2、T3とか。 う〜ん、懐かしい! で、現実の世界に戻ると他に消えていったものは ボディ全体を翼にしたウイングカー(フロントウイングが無かったヤツ)、 コーナー状況に応じて減衰圧をコントロールするアクティブサスペンション、 そしてかつてのホンダF1の金字塔をつくりあげたターボ。 最近ではフルオートのローンチコントロールがありますね(目立たないけど)。 「外観上目立つ」という点では、ファンカーか前出の6輪タイレルP34かな? (タイレルの6輪の場合は、グッドイヤーがこの小径タイヤのためだけに開発の 時間を割けなかった理由で自滅したわけですか・・・) 最近は安全性の向上と開発費の削減を目的とした規制がほとんどですが いっそのこと、ボディからニョキニョキと生えている(今回のBMWも そうですが)補助ウイングを取っ払うように規制して欲しいです。 出過ぎるスピードを抑制する規制により減らされたダウンフォースを稼ぐため ボディから剥離する空気を整流して、より効果的にリアウイングを機能させる ものがほとんどですが、正直ゴチャゴチャしてかっこわるいです。 しかしピットストップでしか追い抜けない最近のF1って 品評会の車列って感じでエンタテインメント性にかなり欠けますよね。 そんなものをいかに見てもらおうかと奮闘する番組制作の方々のご苦労も 大変なものだと思います。 マスダンパーシステムも次のレースから禁止になります。 と思ったけどもめているらしい。
by kustch
| 2006-07-26 20:14
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